日本語/English
日本言語学会について
入会・各種手続き等
学会誌『言語研究』
研究大会について
学会の諸活動
その他関連情報

樺太アイヌ語における複数を表す人称接辞 –(a)hci について

村崎 恭子

すでに話者が絶えて再調査が不可能な樺太アイヌ語の動詞接辞–(a)hciについて、これまで収録された資料の中から事例を取り出して整理分析してその意味と文法的機能を明らかにしようとした研究である。

考察の結果、–(a)hciは、主語または目的語が3人称複数のときに動詞に付着する複数を表示する人称接辞であること、また「老人ことば」においては1人称、2人称の場合でも1人称者、2人称者に「その周囲の人々」を含む復習集団が主語のときに用いられることが分かった。

プリンタ用画面

このページの先頭へ