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トルコ語における介在性の表現がもつ隠喩的な用法について

Aydın ÖZBEK (岡山大学・院)

他者によって受けた行為をあたかも自分自身が行ったかのように描写する表現は,「介在性」と呼ばれている。介在性の現象は英語などの印欧諸語にはみられないが,「山田さんが家を建てた」のような介在性を持つ表現はトルコ語にも存在している。しかし,一見意味的に使役性が感じられるトルコ語の介在性の表現には隠喩的な意味が包含され,述部の名詞と動詞を分割しにくいと思われる。本研究ではトルコ語の構文を隠喩的な用法に基づき,村木(1991)が意味論的な側面から提唱する機能動詞の概念を用いながら考察したい。

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