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不定詞句における数量詞遊離

佐々木 淳(松山大非常勤)

本発表では (1) のような数量詞遊離を伴った不定詞構文を考察の対象とした.
(1) a. They wanted (?all) to (all) be (*?all) hired.
b. They seemed all to leave.
c. I would prefer for these people all to leave.
まず数量詞は X' に基底生成であるとし,(2) の条件を提案した.
(2) A floating quantifier must be minimally c-commanded by its assodate.
次に数量詞と 'there' を比較し 'there' は格素性を,数量詞はφ素性を保持していると仮定し,(3) を提案した.
(3) α  >   β   >   γ
↑    [CASE]    [CASE]
└──────*───┘
(2), (3) を用い subject/object control 構文も考察した.

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