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満洲語文語における動名詞述語構文の情報機能

山崎雅人

満洲語文語の動名詞は、文末で述語として主語と同格の情報を示す。ai jaka be gaji seci, bi daharakūngge akū,,(何もかもが欲しいと言うのなら、私いやとは申しません)fusihūn beye bi gege sini jalin jihengge,(僕は姐さん貴女の為に来たのです)fusihūn beye yan halangga, tukiyehe gebu zu-ioi, agu si aifini sahangge,(私は顔という姓で、名は如玉、兄さん貴方とは前からの知り合いです)この構文は、図地対照をなすAと非Aを際立たせる有界性により、話し手が「(主語の)~は他ならぬ~である」と明示する意味を担うと考える。シベ語でも動名詞述語を持つbii bəijing-de juu ani tə-xə-ŋə.(私は北京に二年間住んでいた)は、時空間に関する客観的情報により確定される情報を示す機能を持つと考える。

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