第162回 日本言語学会大会予稿集 目次
はしがき
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公開シンポジウム 6月27日(日)13:30~16:40
▼公開シンポジウム
「言語の科学とテクノロジーが描く未来社会のビジョン」
司会:酒井 弘 …………1
S-1 “Toward a speech neuroprosthesis”
Edward CHANG …………2
S-2 「マイボイス: 言語学と医療の接点の一例として」
川原 繁人 …………3
S-3 「学習データの言語学: 機械学習における言葉の選択」
佐野 大樹 …………4
S-4 “Designing language technologies with indigenous people”
Steven BIRD
口頭発表 6月26日(土) 10:00~16:50
▼A会場
A-1 10:00~ 宮崎県椎葉村尾前方言における最小語制約:修飾要素の有無,後続する接語の種類に着目して
松岡 葵 …………5
A-2 10:40~ 鹿児島県中西部方言の自然音類: 鼻音系とではなく、清音系と中和する濁音系
黒木 邦彦 …………12
A-3 11:20~ 宮古狩俣方言の結果相
ufu
の文法化―統語と意味のミスマッチ―
衣畑 智秀 …………19
A-4 13:00~ 音韻論的記述への計算モデルのアプローチ―音便変化のモデリングによる検証―
岸山 健 …………26
A-5 13:40~ 現代口語シンハラ語の前鼻音化子音と鼻音-非鼻音子音連続の判別に寄与する音声的要素
竹内 晶 …………33
A-6 14:20~ 日本語における同音異アクセント語の語彙活性―意味プライミングによる検討
有賀 照道 …………40
A-7 15:00~ Another complex phenomenon posing a problem for Parallel Optimality Theory
Hiroki KOGA …………47
A-8 15:40~ The stress system in the Aohua dialect of Yilan Creole: with a special focus on weight-sensitivity
Kaidi LIN …………54
▼B会場
B-1 10:00~ 複文におけるフレームの重ね合わせ―「~が引き金になって」などの例を中心に―
氏家 啓吾 …………61
B-2 10:40~ ただの読点、だけどね:構文構成要素としての読点
堀内 ふみ野,中山 俊秀 …………68
B-3 11:20~ 理由を表すことに用いる「Vテミロ」について
富山 晴仁 …………75
B-4 13:00~ 尊敬語の類型論
山田 彬尭 …………82
B-5 13:40~ 韓国語における新奇なモノ敬語の容認性に与える要因の考察
丁 仁京,滝浦 真人,林 炫情,玉岡 賀津雄 …………89
B-6 14:20~ 日韓における条件を表す「なら」と「-tamyen」の対照分析
尹 聖樂 …………96
B-7 15:00~ -lessと-freeの語形成再考
萩澤 大輝 …………103
B-8 15:40~
So-inversion construction
の談話機能:倒置が適用された
as
節との共通点
徳永 和博 …………110
B-9 16:20~ メタ言語的条件文とメタメタファー的条件文についての考察
森 創摩 …………117
▼C会場
C-1 10:00~ キルギス語の /rl/ 連続における /l/ の交替の再解釈
菅沼 健太郎,アクマタリエワ ジャクシルク …………124
C-2 10:40~ カムサ語の動詞における数の標示
蝦名 大助 …………131
C-3 11:20~ Mermaid construction in Tatar
Chihiro TAGUCHI …………138
C-4 13:00~ 西オーストロネシア諸語の看過される裸態構文
野元 裕樹 …………145
C-5 13:40~ アイク語の結合価
山本 恭裕 …………152
C-6 14:20~ パイワン語における
i
- の特徴―「
i
- + 名詞」と「
i
- + 斜格 + 名詞」の比較より―
大谷 青渚 …………159
C-7 15:00~ ラテン語の不定詞付き対格構文における格配列の最適性理論による説明
中村 渉 …………166
C-8 15:40~ レーベンシュタイン距離を用いた歴史言語学の仮説評価方法の構築:スラヴ語派における印欧祖語*-eyes の反映形の問題等を例として
大山 祐亮 …………172
C-9 16:20~ ヒッタイト語のナラティブにおける歴史的現在の談話機能
大亦 菜々恵 …………179
▼D会場
D-1 10:00~ 日本手話におけるいわゆる動詞句削除現象-SASS によるCL動詞に注目して
上田 由紀子,内堀 朝子 …………186
D-2 10:40~ 日本語における疑問文断片の非明示的WH疑問解釈- 削除分析への反論-
永次 健人 …………193
D-3 11:20~ X-V 型の動詞由来複合語とスルの具現について
秋本 隆之 …………200
D-4 13:00~ ドイツ語の長距離受身構文における複合動詞形成
髙畑 明里 …………207
D-5 13:40~ ドイツ語の動詞及び前置詞句命令文に於ける主語と聞き手の同一性
藤井 俊吾 …………214
D-6 14:20~ 繋辞残留現象
中野 晃希 …………221
D-7 15:00~ 中世低地ドイツ語コーパスから見るデンマーク語従属節語順への言語接触の影響
大西 貴也 …………228
D-8 15:40~ ドイツ語の感嘆文の形式意味論による分析
伊藤 克将 …………235
▼E会場
E-1 10:00~ 借用語受容における言語的要因と社会的要因:ビルマ語群北部下位語群の語彙借用
倉部 慶太 …………242
E-2 10:40~ ナガミーズ語の借用語音韻論と多重語の形成
村上 武則 …………249
E-3 11:20~ 移動類型論における主動詞の概念―バスク語の動詞と行為副詞の観点から―
石塚 政行 …………255
E-4 13:00~ アラビア語チュニス方言の未完了形における非現実性と時間
熊切 拓 …………262
E-5 13:40~ ウェブデータから言語変化を捉える:タガログ語の
sana all
の分析
長屋 尚典,林 真衣,細羽 洸希 …………269
E-6 14:20~ ランバ語の動詞分類と叙述類型論
牧野 友香 …………276
E-7 15:00~ From perfect to modal past: distinguishing between two usages of the Old Japanese suffix -
kyer
-
Artemii KUZNETSOV …………282
E-8 15:40~ 兵庫方言のアスペクト形式における音形と意味のバリエーション
鴨井 修平 …………289
▼F会場
F-1 10:00~ 左下前頭皮質への経頭蓋電気刺激による文理解の促進効果の検討
太田 真理 …………296
F-2 10:40~ 中央アラスカ・ユピック語における文法関係の判断―格・一致・語順の影響―
江村 玲 …………301
F-3 11:20~ 日本語の文理解における類似した項の間の干渉効果の発見
磯野 真之介,広瀬 友紀 …………308
F-4 13:00~ 比較副詞としてのマダの意味分析
宮田 瑞穂 …………315
F-5 13:40~ コピュラ文述部に置かれる最上級形容詞の部分的読みについて
松延 比呂伎 …………322
F-6 14:20~ Question under Discussion-based analysis of Japanese ellipses
Tomoya TANABE, Yurie HARA …………329
ポスター発表 6月26日(土) 16:20~17:00
▼ポスター発表
P-1 ペルシア語形容詞の段階性―過去分詞と同形の形容詞に関する一考察―
五十嵐 小優粒 …………336
P-2 日本語並列名詞句における語順決定要因の検討
吉田 眞三,中野 陽子 …………343
ワークショップ 6月27日(日) 10:00~12:00
▼ワークショップ1
W-1 言語理論における真の説明を目指して
司会者:中島 崇法 …………350
W-1-1 極小主義理論の基礎仮説群
林 愼将 …………352
W-1-2 MergeからMERGEへ
杉本 侑嗣 …………358
W-1-3 理論的帰結と分析(I)シークエンス形成と等位接続構造について
大宗 純 …………364
W-1-4 理論的帰結と分析(II)コピー形成とコントロール構文について
中島 崇法 …………370
▼ワークショップ2
W-2 サンスクリット語研究の過現未
企画者:川村 悠人 司会者・コメンテーター:小林 正人 …………376
W-2-1
dehi-edhi
の法則:印欧祖語*d
h
に由来するサンスクリット
h
大山 祐亮 …………378
W-2-2 サンスクリットにおける受取手のとる格の選択基準―受益性と有生性に関する非対称性から
張 倩倩 …………384
W-2-3 『リグ・ヴェーダ』讃歌の特徴を示す分散表現から得られる文書間類似度
塚越 柚季 …………390
▼ワークショップ3
W-3 「~かのように」語ることばたち:伝え方の意味論に向けて
企画者:松田 俊介 司会者:西村 義樹 コメンテーター:西村 義樹,野村 益寛 …………396
W-3-1 仮想変化表現の射程
野中 大輔 …………398
W-3-2 ギャップを埋めるデフォルト表現
松田 俊介 …………404
W-3-3 ⾮典型的な語彙的使役構⽂における「かのように」性
長谷川 明香 …………410
W-3-4 「かのように」の⾒えづらさから⾒えてくるもの
田中 太一 …………416
次回大会のお知らせ
…………奥付