第159回 日本言語学会大会予稿集 目次
はしがき
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公開シンポジウム 11月17日(日)13:20~16:20
▼公開シンポジウム(翼館4階 クラインホール)
「AIによって揺さぶられる言語理論 ―意味論の観点から―」
<司会>今仁 生美(名古屋学院大学)
S-1 趣旨説明
今仁 生美(名古屋学院大学) …………1
S-2 「『AIは生活していない』の意味について」
中島 秀之(札幌市立大学) …………4
S-3 「深層学習で意味の深みへ」
松尾 豊(東京大学)
S-4 「こころから見た意味論―シミュレーション理論とフレーム意味論とメトロン君―」
鍋島 弘治朗(関西大学) …………11
S-5 「理論言語学に未来はあるか?」
窪田 悠介(国立国語研究所) …………18
口頭発表 11月16日(土)13:00~17:40
▼A会場(曙館302)
A-1 13:00~ ドラヴィダ語族クルフ語・マルト語の不定詞の史的再建
小林 正人 …………20
A-2 13:40~ サンスクリット文献『シャタパタ・ブラーフマナ』における非従属節化
張 倩倩 …………27
A-3 14:20~ 外来語定着過程の日韓比較―「ケース」「カード」を事例として―
黄 秀智 …………34
A-4 15:00~ 日本語における語の情報量と持続時間の関係
橋本 大樹 …………41
A-5 15:50~ 滋賀県湖北方言の -tar-u 形式の有生性とアスペクト
脇坂 美和子 …………48
A-6 16:30~ 鳥取県中部および東部方言における平板型アクセントの音調配列の分布と変化
桑本 裕二 …………55
A-7 17:10~ 日本語否定疑問文のイントネーション
孫 爽 …………62
▼B会場(曙館303)
B-1 13:00~ ベトナムランソン省チャンディン県ヌン語の母音体系
平野 綾香 …………69
B-2 13:40~ ベトナム語南部方言の形成過程における発芽音の音韻化の役割―クアンナム方言の事例より―
通山 絵美 …………76
B-3 14:20~ 千葉県南房総市三芳方言の形容詞語形変化
佐々木 冠 …………83
B-4 15:00~ ふぞろいの単語たち:上甑島瀬上方言の語形を左右する3種類の処理単位
黒木 邦彦 …………90
B-5 15:50~ 南琉球宮古島旧城辺町新城方言における二重主語文と所有傾斜
王 丹凝 …………97
B-6 16:30~ 北琉球奄美喜界島小野津方言の疑問文末標識と言語行為―話し手の行為遂行に関する疑問文を中心に―
白田 理人 …………104
B-7 17:10~ 沖縄語の形態格:依存格理論による分析
吉本 靖 …………111
▼C会場(曙館304)
C-1 13:00~ バスク語の副動詞 V-z の従属関係
石塚 政行 …………117
C-2 13:40~ アラビア語チュニス方言の起動動詞が存在を表す用法について
熊切 拓 …………124
C-3 14:20~ ジンポー語の変化相と限界性
倉部 慶太 …………131
C-4 15:00~ ブヌン語巒社方言の疑問詞末尾に生じる q
野島 本泰 …………138
C-5 15:50~ 保安語積石山方言の「生まれる」と「産む」を表す表現
佐藤 暢治 …………145
C-6 16:30~ タタール語における代名詞化した限定詞との一致について
菱山 湧人 …………152
C-7 17:10~ Vowel harmonies in Kazan Tatar: Element theoretical analysis
Chihiro TAGUCHI …………159
▼D会場(曙館401)
D-1 13:00~ 左周辺部と外在化
大塚 知昇 …………166
D-2 13:40~ “自分”の指示決定における「視点」の役割とその統語的分析
伊藤 健太郎 …………173
D-3 14:20~ 日本語の動詞句イディオムにおける省略現象について
下村 郁佳,星 英仁 …………180
D-4 15:00~ 主語句からの摘出におけるDPとPPとの非対称性:ボトムアップ式の統語計算に基づくアプローチ
内芝 慎也 …………187
D-5 15:50~ 日本語の主格目的語に見られる作用域の不一致に関する一考察
中野 晃希 …………194
D-6 16:30~ ロシア語における数詞句と格付与について
後藤 雄介 …………201
D-7 17:10~ 間接受身文の単文構造分析
上山 あゆみ,林下 淳一 …………208
▼E会場(曙館402)
E-1 13:00~ On the distribution of genitive subject in Kazakh
Yu-Han XIE,Hideki MAKI …………215
E-2 13:40~ 日本人英語学習者によるwhy・what疑問文の倒置の習得: 短距離・長距離wh移動の違いに焦点を当てて
野地 美幸,中島 基樹 …………222
E-3 14:20~ 日本語の尊敬表現の理解における Similarity-based Interference
祐伯 敦史 …………229
E-4 15:00~ 「-テイル」の諸機能の構造と機能間の曖昧性に対する定量的検証-第二言語習得研究への応用を目指して-
山田 祐也,堀江 薫 …………236
E-5 15:50~ 日本語母語話者と学習者による新奇動詞の活用形選択 ~動詞タイプとインプットの影響~
加藤 杏奈,小野 創,郷路 拓也 …………243
E-6 16:30~ 言語間で共有される統語処理:日本語と中国語の2言語併用者の文理解の検証
謝 尚琳,木山 幸子,小泉 政利 …………250
E-7 17:10~ 言語間字体類似度が2言語併用者の語彙アクセスを妨げる:中日同根語の視線計測による検討
熊 可欣,新国 佳祐,宋 凌峰,卓 雅,邑本 俊亮,木山 幸子 …………257
▼F会場(曙館502)
F-1 13:00~ 日本語の「場所格交替」の全体効果はどのように生じるか
杉浦 滋子 …………264
F-2 13:40~ 格助詞が果たす接続関係的意味への貢献に関する構文文法的考察―PトキQ構文/PトキニQ構文に見られる意味の差に着目して―
松浦 幸祐 …………271
F-3 14:20~ プロソディによる「誰にも」の否定・肯定極性判断
冀 媛媛,玉岡 賀津雄,布目 孝子,マイケル・P・マンスブリッジ …………278
F-4 15:00~ 弱い否定極性項目としての「NらしいN」表現
長谷部 郁子,神谷 昇 …………285
F-5 15:50~ 対称性副詞句の内部読み
矢田部 修一 …………292
F-6 16:30~ 現代日本語における「トイウカ」のメタ言語用法
川北 麻由 …………299
F-7 17:10~ 「曖昧」な潜在意味概念の分析にむけて: ノ・コトの間のバリエーションについての統計的アプローチ
山田 彬尭,窪田 悠介 …………305
▼G会場(曙館503)
G-1 13:00~ 当為的(deontic)モダリティ形式としてのVテオク
金谷 由美子 …………312
G-2 13:40~ V-
e
-te-i-ru形式のアスペクト解釈について
高橋 英也,江村 健介 …………319
G-3 14:20~ 日本語の代名詞-名詞表現と連想複数
橋本 将 …………325
G-4 15:00~ 日本語不確定代名詞重複表現の分布について
工藤 和也 …………332
G-5 15:50~ De Re indexicals in Rendille
Sumiyo NISHIGUCHI …………339
G-6 16:30~ The internal structure of the bound
we
Asako MATSUDA …………346
G-7 17:10~ Shifty indexicals and logophors in Japanese
Hisashi MORITA,Gillian RAMCHAND …………353
ワークショップ 11月17日(日) 10:00~12:00
▼ワークショップ1(曙館101)
W-1 鹿児島県甑島方言の音声と文法
企画者・司会者: 窪薗 晴夫 コメンテーター: 木部 暢子 …………360
W-1-1 甑島方言のアクセント
窪薗 晴夫 …………362
W-1-2 甑島方言のニ格・バ格標示の形容詞
久保薗 愛 …………368
W-1-3 九州方言における甑島方言の敬語運用
酒井 雅史 …………374
▼ワークショップ2(曙館102)
W-2 発達障害の言語の問題をカートグラフィーで捉える
企画者: 遠藤 喜雄,幕内 充 司会者: 遠藤 喜雄 …………380
W-2-1 自閉症の言語障害
幕内 充 …………382
W-2-2 The cartography of syntactic structures: Results and implications for cognitive studies
Luigi RIZZI …………388
W-2-3 発達障害のカートグラフィー
遠藤 喜雄 …………394
W-2-4 発達障害の音韻的特性
那須川 訓也 …………400
▼ワークショップ3(曙館103)
W-3 シネクドキの世界:カテゴリー化の言語学
企画者: 田中 太一 司会者: 西村 義樹 コメンテーター: 西村 義樹,山泉 実 …………406
W-3-1 提喩とカテゴリー化:提喩能力をめぐって
田中 太一 …………408
W-3-2 自己比喩とカテゴリー化:「にすぎる」と「にすぎない」の否定的評価
佐藤 らな …………414
W-3-3 提喩,隠喩,事象構造:日本手話の使役の記述を通して
松田 俊介 …………420
W-3-4 全体と部分,グループとメンバー,類と種:チェコ語のHAVE,BELONG,BEの記述を通して
浅岡 健志朗 …………426
▼ワークショップ4(曙館201)
W-4 構文形態論の新地平: 複合語・繰り返し・「語」の境界
企画者・司会者・コメンテーター: 長屋 尚典 …………432
W-4-1 広島方言における2つの「よう+否定」構文の構文形態論的分析
茂木 洸太朗,髙城 隆一 …………434
W-4-2 英語複合語N-s-manの構文形態論的分析 ―属性叙述とspokesman
島田 翔平 …………440
W-4-3 指定コピュラ文の意味構造をもつ NN 複合語の構文スキーマ: 外国人相手のビジネス,体目当ての男,野菜メインの食事
氏家 啓吾 …………446
W-4-4 トルコ語の反復と重複:形態論と統語論の境界を考える
鈴木 唯 …………452
ポスター発表 11月17日(日)11:30~12:50
▼ポスター発表(翼館 1階ホール)
P-1 日本語新規動詞の活用 ―音便の有無および語幹末子音による比較―
小林 由紀,杉岡 洋子,伊藤 たかね …………458
P-2 呼びかけ語title of respectのコミュニケーション機能:humourを用いたポライトネス
小田 希望 …………465
P-3 神経科学的手法を用いた第二言語音素獲得メカニズムの解明
岡田 理恵子,倉橋 農 …………472
P-4 南琉球多良間方言のアクセントの弁別特徴と名詞句のアクセント
新田 哲夫 …………479
P-5 代名詞代用語の意味論
野元 裕樹 …………486
次回大会のお知らせ
…………奥付