『言語研究』158号特集論文の募集


 『言語研究』第158号(2020年9月刊行予定)では、「日本語方言の形態音韻論」というテーマで特集論文を募集します。原稿締め切りは2019年12月31日です。投稿方法は一般論文と同じですが(詳細は学会ホームページ(下記)を参照)、投稿・査読システムEditorial Manager上の「セクション/カテゴリー」の項目で、「特集 special feature article」を選択して下さい。

 形態音韻論は構造主義においても生成文法においても記述と分析の中心的な領域の一つです。形態音韻論的交替で見られる派生環境効果や音韻的不透明性は、音韻理論のあり方を考える上で重要な現象として最適性理論以降の分析でも盛んに取り上げられています。日本語には音便や連濁といった形態音韻論的な交替現象があり、方言によって多様性があることも知られています。本特集号では、日本語方言の形態音韻論上の現象について、理論的研究、記述的研究の別を問わず、多様なアプローチによる優れた論文が投稿されることを期待します。

日本言語学会編集委員会