スペイン語最上級構文における接続法

和佐敦子

本発表では、スペイン語最上級構文の従属節において接続法が使用される理由をnunca, en mi vidaなどの否定極性表現との共起関係から考察し、次の2点を主張する。(1)接続法が使用される最上級構文の発話意図は、賞賛、嘆き、驚きなどの話者の感情を表明することである。(2)接続法は従属節の事態が現実であるとは認められないほどであるという話者の心的態度を表すために使用される。